子どもは奥歯からむし歯になる?~むし歯を予防するためにできる3つのこと~
こんにちは。
大阪府大阪市住吉区にある歯科医院、はやさか歯科クリニックです。
「子どもの歯をむし歯から守りたい」「むし歯になりにくい強い歯になってほしい」など、保護者の方は、お子さんのお口に関する悩みが尽きませんね。
「歯はどうしてむし歯になるのか」や、「乳歯がむし歯になりやすい場所」などを前もって知っておけば、お子さんの歯がむし歯になるリスクを少しでも下げることができます。
今回は、「子どもの歯はどこからむし歯になるのか」と、「子どもの歯をむし歯から守るためにできる3つのポイント」を紹介します。

早坂 優 院長
大阪大学歯学部 卒業歯学部賞・弓倉賞
大阪大学歯学部附属病院 口腔総合診療部 研修終了
小室歯科天王寺ステーションビル診療所 勤務
医長・副院長を歴任
はやさか歯科クリニック 開院
医院名:はやさか歯科クリニック
所在地: 〒558-0041
大阪市住吉区南住吉4丁目8-11
Contents
子どもはむし歯になりやすい?乳歯のむし歯の特徴とは
むし歯の原因は、歯の表面に付着している細菌のかたまりである「歯垢(プラーク)」です。
この歯垢の中にいるむし歯菌が、糖分から「酸」を作って歯を溶かす「脱灰」を引き起こし、むし歯になるのです。
そして、子どもの歯はむし歯になりやすく、その進行も早いといわれています。
生えて間もない歯はやわらかくて酸に対する抵抗が弱く、歯の厚みも永久歯と比べて薄いといった特徴があるからです。
子どもの奥歯がむし歯になりやすいのはなぜ?
中でも、子どものむし歯の8割以上が奥歯から発生しているという報告があります。
(参考:厚生労働省e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」) >
なぜ奥歯からむし歯が発生するのでしょうか。
歯ブラシが届きにくい
奥歯からむし歯になるのは、奥歯がお口の一番奥にあり、歯ブラシが届きにくいからです。
特に、生え始めは他の歯より背が低く、高さが揃わないのも歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすくなる原因になります。
細かく磨くのが苦手
歯の磨き方のポイントは、「小刻みに歯ブラシを動かす」ことです。
軽い力で歯ブラシの毛先をつぶさないように磨くことで、すき間に入り込んだ汚れをしっかり除去できるのです。
お子さんの場合、この細かく歯ブラシを動かす動きが苦手で、歯ブラシが届きにくい奥歯ほど小刻みに歯ブラシを動かせなくなる傾向にあります。
乳歯のむし歯を予防する3つの方法
お子さんの歯をむし歯から守るためにできる3つの予防方法を説明します。
歯磨きの習慣を身につける
子どものころから歯磨きの習慣を身につけましょう。
「食べたら磨く」が基本です。
歯磨きができないときは、うがいをしてお口の汚れを洗い流しましょう。
また、磨いた後は仕上げ磨きをしてあげください。
適切な歯の磨き方は次の通りです。
・歯ブラシの毛先を歯の面にあてる
・毛先が広がらないような軽い力で磨く
・小刻みに1~2本ずつ丁寧に磨く
食習慣に気をつける
お子さんの食習慣も大切です。
特に「ダラダラ食べ」や「おやつの選び方」には気をつける必要があります。
ダラダラ食べを改善する
ごく初期のむし歯の場合、唾液の働きで歯が元の状態に戻ることがあります。
これを「再石灰化」といいます。
歯が酸に溶ける「脱灰」と「再石灰化」を繰り返している間は、健康な歯を維持することが可能です。
しかし、お口の中に食べものがある状態が長く続くと、このバランスがくずれ、むし歯になりやすくなります。
食事やおやつは時間を決め、ダラダラといつも何かを食べているといった状態をしている場合は、食習慣を改善するようにしましょう。
砂糖が多いおやつを控える
むし歯になりやすいおやつとして、砂糖を多く使ったものなどがあります。
そのほかにも、
・お口の中にとどまる時間が長いもの(アメやグミ)
・食べかすが歯にはさまりやすいもの(クッキー)
などがあるので、お子さんにおやつを与えるときは注意しましょう。
お子さんのおやつとしては、
・野菜スティックや焼きいも
・くだもの
・乳製品
・おにぎり
など、3度の食事だけでは摂れない栄養を補えるものがおすすめです。
歯科でフッ素塗布を行う
ご自宅での歯磨きなどのケアだけでは、お口の汚れをキレイに落とすことは困難です。
定期的に歯科を受診し、歯科でフッ素塗布を行いましょう。
フッ素塗布は、お子さんに年に2回以上定期的に継続して塗布することで、むし歯予防に効果が認められています。
特に、生えたばかりの乳歯や生え変わったばかりの永久歯に塗布することをおすすめします。
(参考:厚生労働省e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」) >
段階を踏んだ楽しい治療を!お子さんのむし歯予防は当院まで!
むし歯になりやすいところを特に丁寧にケアをして、むし歯になりにくい健康な歯を作りましょう。
阪和線「我孫子町」駅から徒歩5分の「はやさか歯科クリニック」では、お子さんが歯医者に楽しく通えるよう、段階を踏んで少しずつ「できることを増やす」診療を行っています。
歯科医院の雰囲気に慣れるトレーニングから始めますので、無理に治療をすすめるようなことはありません。
また、治療を行うときも、できるだけ痛みの少ない治療を選択しますので、お子さんの歯医者をお探しの保護者の方は、当院までご相談ください。
おすすめの関連記事
-
2024.12.12 [木]
【住吉区の小児矯正】「子どもの歯並びが心配……」矯正治療はいつから始める?
-
2024.11.11 [月]
乳歯のむし歯を放置するリスクとは?子どもの健やかな将来のために
-
2024.04.10 [水]
むし歯予防に効果的!子どものフッ素塗布はいつから始める?
最近の投稿
- 入れ歯のお手入れに洗浄剤は使うべき?毎日の基本的なケアの方法をご紹介します
- 「顎が痛くて口が開かない……」放置すると悪化する?顎関節症と診断される3つの症状
- 【住吉区のホワイトニング】歯の変色の原因は?日常生活で歯の白さを保つ5つの工夫
- インプラント手術後の食事はどうすればいい?回復をサポートする5つのポイント
- 【住吉区の小児矯正】「子どもの歯並びが心配……」矯正治療はいつから始める?