コラム|住吉区南住吉で歯科・歯医者をお探しの方ははやさか歯科クリニック

 
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タバコを吸っていてもインプラントは大丈夫?喫煙がインプラントに与える影響

こんにちは。
大阪府大阪市住吉区にある歯科医院、はやさか歯科クリニックです。

 

「タバコを吸っていても、インプラントはできるの?」「喫煙はインプラントに何か影響があるの?」など、インプラントとタバコの関係を心配されている方もいらっしゃるでしょう。

 

インプラントは、歯を失った場合でもしっかり噛める歯を取り戻せる可能性がある治療法です。
天然の歯のような見た目とかみ心地を再現できることから、幅広い世代の方から注目されています。
けれども、インプラントは外科手術が必要なこともあって、誰にでもできる治療ではないのが現状です。
今回は、喫煙とインプラントの関係について説明します。


はやさか歯科クリニックのインプラントはこちら >

 

早坂 優 院長
早坂 優 院長

早坂 優 院長

大阪大学歯学部 卒業
歯学部賞・弓倉賞
大阪大学歯学部附属病院 口腔総合診療部 研修終了
小室歯科天王寺ステーションビル診療所 勤務
医長・副院長を歴任
はやさか歯科クリニック 開院


医院名:はやさか歯科クリニック
所在地: 〒558-0041
大阪市住吉区南住吉4丁目8-11

 

 

喫煙で考えられるインプラントへの影響とは

インプラント治療を行うときには、歯科医院から「タバコは吸いますか」と尋ねられるでしょう。
なぜなら、喫煙はインプラント治療に大きな悪影響を与えるからです。
喫煙はインプラントにどのような影響を与えるのでしょうか。

 

【影響1】血流が阻害され酸素の供給が減る

タバコには、「ニコチン」といわれる有害物質が含まれています。
血管を収縮させる作用があるため、インプラントを支えている歯ぐきへの血流が阻害され、酸素や栄養が行き届きにくくなります
インプラント手術の傷を再生させるには、大量の酸素が必要です。
傷口が治るのが遅くなり、インプラント治療のリスクを高める恐れがあります。

 

【影響2】インプラント体と顎の骨が結合しにくくなる

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に、人工歯根であるインプラント体を埋め込みます。
人体となじみやすい素材である「チタン」で作られたインプラント体は、やがて顎の骨と結合して一体化する特徴があります。
けれども、タバコに含まれるニコチンの影響で血液や酸素が傷口に行き届かないと、インプラント体と顎の骨とが結合されにくくなるのです。

 

【影響3】インプラント周囲炎に感染するリスクが高くなる

インプラント周囲炎は、歯周病とよく似た症状を引き起こす病気です。
清掃状態が悪い状態が続くと、細菌が歯ぐきに炎症を起こし、インプラントを支えている顎の骨を溶かすのです。
悪化するとインプラントがグラグラすることもあります。

 

タバコを吸っていると、炎症に対する免疫機能が低下し、細菌の感染症にかかりやすくなるため、インプラント周囲炎に感染するリスクが高くなるといわれています。

 

【影響4】唾液の分泌が減る

喫煙していると、唾液の分泌が悪くなります
お口が乾きやすくなって、お口の中がネバネバしたり、のどが乾きやすくなったりするなど、お口にさまざまな影響を与えます。

 

唾液が減ると…?お口の汚れが洗い流せなくなる

唾液には、お口の汚れを洗い流す自浄作用があります。
唾液の分泌が少ないと、お口に汚れが溜まり、インプラント周囲炎だけではなく、むし歯や歯周病に感染しやすくなります。
また、唾液の分泌が減って汚れが溜まりやすくなることで、お口に残った食べかすや細菌が臭くなり、口臭がひどくなる恐れもあるのです。

 

 

加熱式タバコや電子タバコの場合は?

タバコを吸っている方の中には、「加熱式タバコや電子タバコなら大丈夫なのでは?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
そのせいか近年、従来の紙巻きタバコは減少傾向にあります。
加熱式タバコや電子タバコは増加しており、2021(令和3)年の調査では、喫煙者のうち、加熱式タバコが47.2%、電子タバコが16.5%となっています。


参照:J-STAGE「加熱式たばこ・電子たばこの喫煙実態・変遷に関する研究」 >

 

しかし、加熱式タバコはにおいが少ないのが特徴ですが、タバコ葉を加熱していることには違いありません。
ニコチンなどの化学物質が含まれているため、インプラントの治療を行うときには禁煙するようにしましょう。
電子タバコはタバコ葉は含まれていませんが、リスクがまったく出ないとは言い切れないため、同じように控えることをおすすめします。

 

 

インプラントをできるだけ長く使うためには?

インプラントが問題なく使用できる期間は、一般的に10~15年といわれています。


参照:厚生労働省「歯科インプラント治療のための Q&A」p3 >

 

手術後も歯科への通院を定期的に続けることでその期間は伸びることもありますが、メンテナンス不足で短くなることもあるので注意が必要です。

 

ご自身で行うセルフケアの徹底

セルフケアの基本は毎日の歯磨きです。
インプラントをいれた後も丁寧にブラッシングし、お口の汚れを取り除くようにしましょう。
汚れを落としたいからとゴシゴシ磨くのではなく、軽い力で歯を1本ずつ磨いてください
鏡を見ながらブラッシングするのもおすすめです。

 

歯科医院での定期的なメンテナンス

インプラントの手術後は、3~4ヶ月に一度の頻度でのメンテナンスが一般的です。
お口の状態によっては、もう少し短い期間でのご来院をお願いすることもあります。
メンテナンスでは、

・むし歯や歯周病などお口全体のチェック
・インプラントの状態の確認
・かみ合わせの調整
・お口のクリーニング

などを行います。

 

 

インプラントのことなら「はやさか歯科クリニック」までご相談ください

「タバコを吸っていたらインプラントができない」ということはありませんが、インプラント体と顎の骨とが結合しにくくなります。
また、インプラント周囲炎を発症したり、ほかの歯が歯周病になったりするなどのリスクが考えられます。
インプラントを長く使用するためにも、治療中も治療後も禁煙を心がけましょう。

 

阪和線「我孫子町」駅から徒歩5分の歯医者「はやさか歯科クリニック」では、患者さんとのコミュニケーションを大切にした診療を行っています。
しっかりカウンセリングを行い、インプラント治療のメリットやデメリットをわかりやすく説明いたします。
インプラント以外の治療法なども詳しくお話ししますので、どのようなことでもお尋ねください。

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