コラム|住吉区南住吉で歯科・歯医者をお探しの方ははやさか歯科クリニック

 
9:00~13:00
14:30~19:00

休診日:水曜午後・土曜午後・日曜・祝日

tel.06-6626-4182良い歯に

〒558-0041
大阪市住吉区南住吉4丁目8-11

  • 予約制
  • 各種保険取扱
  • 地図
  • メニュー

むし歯予防と唾液の関係〜よだれが多いとむし歯になりにくいって本当?~

こんにちは。
大阪府大阪市住吉区にある歯科医院、はやさか歯科クリニックです。

 

「よだれが多いと、むし歯になりにくい」と聞かれたことはありませんか?
「よだれがたくさん出る赤ちゃんは、よく食べる」というのも、耳にされたことがあるかもしれませんね。

 

赤ちゃんのよだれの量には個人差がありますが、消化器官が整い離乳食を食べる準備ができたときや、歯が生えてくる刺激によって、よだれが増えるタイミングがあるといわれています。
「よだれが多いからむし歯にはならない」と、油断してもいいというわけではありませんが、むし歯を予防する効果が期待できるのは本当です。

 

赤ちゃんだけではなく、大人にとっても「唾液」はとても大切なものです。
いくつもの重要な役割があり、むし歯を予防する効果のほかにも多くの働きがある「唾液」の働きをみてみましょう。

 

早坂 優 院長
早坂 優 院長

早坂 優 院長

大阪大学歯学部 卒業
歯学部賞・弓倉賞
大阪大学歯学部附属病院 口腔総合診療部 研修終了
小室歯科天王寺ステーションビル診療所 勤務
医長・副院長を歴任
はやさか歯科クリニック 開院


医院名:はやさか歯科クリニック
所在地: 〒558-0041
大阪市住吉区南住吉4丁目8-11

 

むし歯からも歯を守る!6つの唾液の働きとは?

唾液には、むし歯を予防するほかに、全身の健康を守る重要な働きもあります。

 

【働き1】初期のむし歯を修復する

むし歯になりかけの初期のむし歯を修復する、「再石灰化」という働きを促す効果があります。

 

初期のむし歯とはどのような状態?

むし歯とは、お口の中に存在しているむし歯菌が、お口に残った食べかすをエサに増殖し、酸を作り出して歯を溶かし、穴をあける病気です。
初期のむし歯とは、歯からミネラルが溶けだし、歯に穴があく手前の状態です。

痛みなどの自覚症状はなく、ご自分で気付かれることはほとんどありません。

 

唾液の「再石灰化」でむし歯が予防できる

歯からミネラルやカルシウムが溶けだすことを脱灰と言いますが、唾液には、ミネラルなどを再び歯に取り入れ、元の状態に戻す「再石灰化」を促進する働きがあります。
この働きにより、初期むし歯を修復することができるのです。

 

【働き2】歯に残った食べかすを洗い流す

季節、体調によって変動しますが、唾液は1日に1〜1.5リットル分泌されています。
これらの唾液で、お口の中に残った食べかすを洗い流してくれる役割もあります。
お口に残った食べかすはむし歯の原因となるため、唾液の分泌が多いとむし歯を予防することができるのです。


(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「唾液分泌」より) >

 

【働き3】口臭を予防する

唾液が減少すると、口臭の原因になる場合があります。
むし歯や歯周病に感染すると口臭が強くなることがあるため、唾液には口臭予防の効果もあるのです。

 

【働き4】食べものをのみ込みやすくする


唾液には、食べものをのみ込みやすくする働きもあります。
お口の中の唾液が少ないと、食べものをのみ込みやすい状態にまとめることができなくなります。
誤って気管に入ってしまうと誤嚥性肺炎を発症したり、窒息の原因になったりする恐れもあります。

 

【働き5】舌をなめらかに動かし発音を助ける

お口が乾燥してカラカラになっていると、しっかり話ができないといった経験はありませんか。
お口の中が唾液で潤っていると、舌をなめらかに動かすことができるため、発音するのが楽になります。

【働き6】身体の中に入ろうとする病原菌の侵入を防ぐ

お口から入る細菌の侵入を防ぐ役割もあります。
細菌やウイルスが口内に入り込むと、唾液に含まれる「IgA」という抗体がくっつき、洗い流す働きがあるのです。

しかし、この「IgA」はお口の中が不衛生だとしっかり働くことができなくなるため、お口の中を清潔に保つことが大切です。

 

 

むし歯予防につながる!唾液を多く出す方法

唾液が減るとむし歯になりやすくなったり、口臭が発生するリスクが高くなったりするため、できるだけ唾液を多く分泌するようにしましょう。

 

よく噛んで食べる

よく噛むことで、唾液腺が刺激され、唾液の分泌が促されます。
噛み応えのある食べものをしっかりよく噛んで食べるようにしましょう。

 

水分補給を心がける

体内の水分量が減ると、唾液量にも影響があらわれます。
唾液が1日に1〜1.5リットル分泌されていますから、それ以上の水分を意識して摂取するようにしましょう。

唾液の分泌が減少する原因は?

唾液の分泌が少なくなる原因はいろいろありますが、それらの要因が複数重なっていることも考えられます。

【原因1】加齢

原因のひとつとして「加齢」があります。
年を重ねると、お口周りの筋肉が弱くなることから、しっかり噛むことが難しくなり、唾液の分泌が減る傾向にあります。
また、女性の場合、更年期の影響で女性ホルモンの分泌が減って唾液の量が減るケースもあります。

 

【原因2】ストレス

ストレスや精神的な緊張で、唾液の分泌が減るケースもあります。
一時的な緊張で口の中が渇くというのは、多くの人が経験したことがあるでしょう。

しかし、慢性的なストレスがある場合、長期的に唾液の分泌が抑制されるなど、日常生活にまで悪影響を及ぼす危険性があります。

【原因3】早食い・喫煙などの生活習慣

生活習慣も唾液が減る原因のひとつです。

 

早食いの方はしっかり噛んでいない方が多く、唾液の分泌が減少しがちです。
また、たばこを吸っていると「口の中がよく渇く」と感じる方が多くいらっしゃいます。

 

 

唾液を増やしてむし歯予防を!予防歯科なら「はやさか歯科クリニック」まで

唾液の分泌が多いと、むし歯予防の効果が期待できます。
唾液の分泌を増やしてお口を清潔に保つためにも、「喉が渇きやすくなった」「食べものがのみ込みにくくなった」という方は、当院までお気軽にお問い合わせください。

 

阪和線「我孫子町」駅から徒歩5分の歯医者「はやさか歯科クリニック」では、健康を維持できるお口づくりのサポートをいたします。
お一人お一人丁寧にお話をおうかがいしますので、お困りの症状がある方は、どのようなことでもご相談ください。


はやさか歯科クリニックの「予防・クリーニング」については当院の診療案内のページへ
>