歯医者の選び方|目的・タイプに合わせた方法や注意するポイントを紹介
歯医者に対して苦手・怖いと感じる方は、子どもに限らず大人にも一定数存在するため、治療の苦痛を軽減するためにも、自分に合った歯医者の選択は非常に重要です。
しかし、一概に歯医者といっても診療科が異なるケースがあるため、目的に合わせて適切に選ぶ必要があります。
この記事では、歯医者の選び方や見るべきポイント、注意点などを紹介します。
これから歯医者を選ぶ方や、歯医者の変更を考えている方は参考にしてください。
歯医者を選ぶ際に見るべきポイント

歯医者を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 診察やカウンセリングの丁寧さ
- 治療の選択肢の豊富さ
- 院内の清潔さ(衛生管理)
- 歯科医師やスタッフの人柄・雰囲気
- 料金体系の明確さ
- 患者数
- 同じ歯科医師が担当してくれるか
それぞれ詳しく解説します。
診察やカウンセリングの丁寧さ
診察やカウンセリングの丁寧さは、患者さんに寄り添った歯科治療が行われているかを表しています。
治療の意図や計画、リスクとそれに対するケアについてしっかりと説明を行う歯医者は信頼でき、治療を受けるうえでの不安軽減にもつながります。
また、患者さんの主訴を聞いたうえで口内の状態や症状を直接観察し、適切な治療法を提案してくれることも大切です。
治療の選択肢の豊富さ
同じ治療を行う場合に複数の選択肢を提示できる歯医者であるかは、確認すべきポイントのひとつです。
歯科治療では、治療法によってリスクや費用、メリット・デメリット等が異なります。
最適な治療法を選ぶケースもあれば、患者さんにとって最も都合がいい治療を選択するべきケースもあるため、説明を丁寧に行ったうえで複数の治療法を提案できる歯医者がおすすめです。
院内の清潔さ(衛生管理)
歯医者は口内の治療を行う場所であるため、院内の清潔さや衛生管理がしっかりしているかなどのポイントにも注目しましょう。
空気だけでなく、器具の滅菌や院内の清掃が十分に行われているかも重要です。
歯医者ごとの衛生管理や設備については、公式サイトで確認できるケースも多いため、参考にしてください。
歯科医師やスタッフの人柄・雰囲気
歯科医師やスタッフの人柄・雰囲気は、歯医者を継続的に利用するうえで確認したい要素のひとつです。
歯医者は治療や定期検診のために定期的に通う必要がありますが、スタッフの空気や態度が悪いと、通院を憂鬱に感じてしまいます。
また質問がしづらい雰囲気だと、治療後のケアや過ごし方について詳しく尋ねられなかったり、トラブルが生じた際に受診をためらって対応が遅れたりする可能性があります。
治療の内容によっては、途中で担当者を変えるのが難しいケースもあるため注意しましょう。
料金体系の明確さ
治療にかかる費用を明確に提示してくれることは、治療を受けるうえでの安心感につながります。
歯科治療では、保険診療だけでなく自由診療の治療や素材もあるため、どの処置にどれくらいの費用がかかるのかを事前に説明してもらい、追加費用の有無もあわせて確認しましょう。
料金体系の説明が不十分だと、追加費用が発生し「思っていたよりお金がかかった」と後悔につながってしまうかもしれません。
患者数
患者数が多い歯医者は人気にみえますが、一人当たりに割ける時間が十分に確保できずに治療の質が落ちている可能性があります。
たとえば、麻酔を効かせる時間が足りずに効果が不十分な状態で治療を行ったり、ラバーダム(根管治療時に唾液や細菌から守る装置)の使用を省いたりするなど、不適切な効率化がされているかもしれません。
またカウンセリングにも時間をかけられない傾向があるため、患者さんによっては疑問や不安を解消できないまま治療に臨むことになるケースもあるでしょう。
一人ひとりの患者さんに十分な時間をかけることは、歯科医院にとっては効率や収益の面で負担となる場合もあります。
しかし、それでも丁寧な診療を心がける歯科医師は、患者さんの立場に寄り添った誠実な医療を提供していると言えるでしょう。
同じ歯科医師が担当してくれるか
歯医者で処置を受ける際は、毎回同じ歯科医師が治療してくれるのが理想的です。
運営の効率化のため、受診のたびに違う歯科医師が担当するケースは珍しくありません。しかし、毎回担当者が変わると、ミスが発生するリスクが高くなります。
歯科医師と信頼関係を築きながら快適な歯科治療を受けるためにも、同じ歯科医師が一貫して治療を担当してくれる歯医者を選びましょう。
歯医者の選び方

歯医者を選ぶ際は、以下の選び方を参考にしてください。
- 目的で選ぶ
- 通いやすさで選ぶ
- 設備や技術力で選ぶ
それぞれの具体的な内容について解説します。
目的で選ぶ
歯医者を受診する目的は、おもに以下の3つです。
- 治療
- 審美
- 予防
歯医者では、歯の疾患の予防や治療、歯を美しく見せる審美治療などを行います。
歯医者には種類があり、審美歯科専門の歯医者もあれば歯科健診センターのように予防歯科を中心に取り扱っているところもあります。
口腔外科は顎関節症や顎変形症などの歯に直接関わらない疾患を取り扱いますが、親知らずの抜歯や喪失歯の治療で受診が必要になるケースが多いです。
自分が受けたい治療を取り扱っていない場合もあるため、目的を明確にしてから歯医者を選択しましょう。
通いやすさで選ぶ
歯医者は通院が必要になる可能性が高いため、通いやすさを重視するのも大切です。
- 立地
- 診療時間
- 曜日
通院に便利な立地だけではなく、仕事や私生活に合わせて通える診療時間・曜日かは事前によく確認しましょう。
定期通院を怠ると治療計画に遅れが生じる可能性があるため、無理なく通える歯医者を選びましょう。
設備や技術力で選ぶ
歯科治療技術の高さや充実した設備の有無は、適切な治療を受けるうえで大切な判断基準のひとつです。
例えば虫歯を削る治療一つをとっても、削る範囲をなるべく少なく済ませられたり、被せ物のサイズを適切に選択できるかが大切です。
また専門的な治療を行ううえで歯科用CTやマイクロスコープなどの設備が揃っていることは必要なポイントで、必要に応じてバリアフリーや託児室、個室の有無なども確認しましょう。
歯医者を選ぶ場合の注意点

歯医者を選ぶ場合は、以下の3点に注意が必要です。
- 口コミを信用しすぎない
- 自費診療のみを強く推してくる場合は安易に決定しない
- 詰め物や被せ物がすぐに取れる場合は歯医者を変える
それぞれの注意点について解説します。
口コミを信用しすぎない
口コミからは初めて受診する歯医者の雰囲気を把握するために有効な情報が得られますが、感じ方には個人差があるため、口コミを鵜呑みにして歯医者を選択するのは避けたほうがよいでしょう。
「口コミの評価が低かったけれど受診してみたら気になるほどの悪い点はみられなかった」というケースがあり、逆もまた然りです。
ただし、多くの方が同じ治療に対して口をそろえて不満を示している場合や、名指しで複数人に態度を指摘されているスタッフがいる場合は注意しましょう。
自費診療のみを強く推してくる場合は安易に決定しない
歯科治療には多くの選択肢が存在しますが、強引に自費診療を勧めてくる歯医者には注意が必要です。
もちろん、患者さんのためを思うが故の行動である可能性もありますが、断ることで態度を一変させたり、説明責任を果たそうとしなかったりする場合は警戒したほうがよいでしょう。
自費診療を勧める理由を聞いたうえで保険診療を希望する場合は、歯科医師にその旨を伝えて、よく相談のうえで治療法を決定することが大切です。
詰め物や被せ物がすぐに取れる場合は歯医者を変える
通院している歯医者で処置を行った詰め物や被せ物がすぐに取れる場合は、歯医者の変更を検討しましょう。
詰め物や被せ物と歯のあいだに隙間が生じると、細菌が侵入して新たな虫歯や詰め物・被せ物の耐久性の低下につながるおそれがあります。
頻繁に取れる場合は、歯科医師の技術が低い可能性が懸念されるため、信頼できる歯医者を探し直してみることをおすすめします。
歯の治療中に歯医者を変えられる?

歯の治療中に歯医者を変えることは基本的には可能ですが、患者さんの状態によっては推奨されない可能性があります。
ここからは、歯の治療中に歯医者を変えたほうがいいケース、変えないほうがいいケースについて紹介します。
変えたほうがいいケース
以下のケースでは、歯医者の変更を検討したほうがよいでしょう。
- 歯医者が合わないと感じる
- 通院が大変
- 治療に納得がいかない
通いにくさや歯科医師との相性によって通院が負担に感じる場合は、歯医者を変更するのが推奨されます。
自分に合っていないと感じる歯医者に通い続けると、精神的なストレスが大きくなるだけではなく、治療に対するモチベーションが低下し、セルフケアや定期検診への意欲が低下する原因にもなります。
歯医者を選択する際は、前向きな気持ちで通えるところを探すことが大切です。
変えないほうがいいケース
以下のケースでは、歯医者の変更はあまりおすすめできません。
- 完璧な治療を求めての転院
- 特に理由がない場合
- 審美治療の保証を受けられなくなる場合
完璧な治療を求めての転院やなんとなくの転院、現在の歯医者で審美治療の保証期間中の場合では歯医者を変更せずに通い続けたほうがよいでしょう。
100%患者さんのニーズに応えることは難しいため、特別な理由がなく今の歯医者に対して大きな不満もない場合は、転院はおすすめしません。
また、審美治療のセラミックやインプラントには保証期間があり、治療した歯医者でしか保証が受けられないケースもあるため、やむを得ない事情を除いては転院を避けるのが無難です。
歯医者を変える場合の注意点

どうしても歯医者の転院が必要な場合は、以下の点に注意しましょう。
担当の歯科医師に相談する
現在治療を担当している歯科医師に転院の旨を相談することで、必要な手続きや治療計画の変更を行ってもらいましょう。
相談の前に、転院の理由を明確にしておくことが大切です。
もし主治医との相性が悪く、現在治療段階でない場合は無理に相談する必要はなく、転勤や転居を理由にしても問題ありません。
何度も転院するのは避ける
転院の際は複数の歯医者を比較することが大切ですが、何度も歯医者を変えるのは避けましょう。
一貫した治療計画を妨げ、症状が悪化したり医療費が増えたりするおそれがあります。
転院の目的を明確にしたうえで、セカンドオピニオンの範囲内で歯医者を探すことが大切です。
現在の治療方針や歯の状態を把握しておく
治療中に歯医者を変える場合は、現在の治療方針や歯の状態をしっかり把握しておきましょう。
どの箇所にどのような治療を行っているのか、歯科医師に確認して進行状況を確認することで、転院先でのトラブル回避につながります。
治療によっては転院を先延ばしにしたほうがいいケースもあり、担当の歯科医師に相談したうえで必要に応じて治療計画の変更が必要になる可能性があります。
歯医者の4つの診療科

歯医者には、大きく分けて一般歯科・矯正歯科・小児歯科・口腔外科の4つの診療科があります。
一般歯科は、虫歯や歯周病をはじめとした歯の疾患全般の治療や予防歯科を取り扱う歯医者・診療科です。
矯正歯科では、ワイヤー矯正やマウスピース矯正による歯列矯正や矯正装置のメンテナンス、不正咬合の治療を行います。
小児歯科は、小児の虫歯治療や歯列矯正、予防歯科や抜歯のサポートなどを担当します。
口腔外科は、歯以外の口内の疾患(顎骨の異常・口腔がん・口腔粘膜や唾液腺の疾患)や親知らずの抜歯など、外科的処置を伴う治療を行います。
受診の目的を明確にしたうえで、希望の診療科を取り扱っている、または専門としている歯医者を選択しましょう。
まとめ
歯医者を選ぶ場合に注目すべきポイントはたくさんあるため、自分が特にどの点を重視するのかを明確にしたうえで決定することが大切です。
はやさか歯科クリニックでは、一般歯科・矯正歯科・小児歯科・口腔外科に加えて、セラミックやインプラントなどの審美歯科まで幅広く取り扱っております。
歯科用CTや口腔内カメラといった高度な治療機器を導入し、患者様とスタッフのコミュニケーションを重視した快適な歯科医療を提供いたします。
どの診療科を受診すればいいか分からない方や、複数のお悩みがある方はぜひ一度ご相談ください。
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