銀歯の下もむし歯になる?治療した歯に起こるむし歯の原因や特徴を解説
「銀歯もむし歯になるの?」と疑問に思ったことはありませんか。
一度治療した歯も、再びむし歯になる「二次う蝕(にじうしょく)」が起こることがあります。
銀歯は強度が高く、奥歯など強い力がかかる部分にも使用される修復物です。
しかし、銀歯に限らず、治療した歯では時間の経過とともに二次う蝕が起こる可能性があります。
今回は、治療後に見られる二次う蝕について、銀歯を例に、むし歯ができる原因や気付きにくい理由、再発を防ぐためのポイントをわかりやすく解説します。
早坂 優 院長
大阪大学歯学部 卒業歯学部賞・弓倉賞
大阪大学歯学部附属病院 口腔総合診療部 研修終了
小室歯科天王寺ステーションビル診療所 勤務
医長・副院長を歴任
はやさか歯科クリニック 開院
医院名:はやさか歯科クリニック
所在地: 〒558-0041
大阪市住吉区南住吉4丁目8-11
Contents
治療した歯も再びむし歯になることがあります

適切に治療を受けた歯も、再びむし歯を繰り返す場合があります。
むし歯は、詰め物・被せ物そのものが原因でできるわけではありません。
細菌の数や唾液の量・質、食生活、歯磨きなど、さまざまな要因が重なって発生します。
そのため治療後の歯も、適切なセルフケアや定期的なメンテナンスを行わないと、再びむし歯になる可能性があるのです。
銀歯の下にできる「二次う蝕」
銀歯の下にできるむし歯は、一度治療した歯に再び生じる「二次う蝕(にじうしょく)」と呼ばれます。
大人では、詰め物や被せ物の下で再発するむし歯や、歯ぐきが下がって露出した歯の根元のむし歯が多いことも特徴です。
治療後、時間の経過とともに歯と銀歯の間にわずかなすき間が生じて、むし歯の原因となる細菌が入り込む可能性があります。
銀歯の下のむし歯はさまざまな要因で起こります
二次う蝕は、「治療が不十分だった」「歯磨きが足りなかった」という理由だけで起こるものではありません。
接着材料の経年劣化や、お口の中の環境の変化など、さまざまな要因が重なることで発生します。
治療後も定期的なケアで歯を長く保つことが大切です
治療したご自身の歯を、できるだけ長く保つには、毎日のセルフケアに加え、歯科で定期的に状態を確認することが大切です。
定期検診では、ご自身では気付きにくい銀歯の状態の変化だけでなく、むし歯や歯周病のチェックや歯の表面についた汚れの除去、セルフケアのアドバイスなどを行います。
歯を失う原因を調べた調査では、むし歯は29%を占めています。
また、18%を占める「歯の破折」の多くは、むし歯の治療で神経を取った歯が折れることによるものです。
そのため、むし歯は歯を失う最も大きな要因と考えられています。
参考:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~生活習慣病などの情報「ライフステージ別にみたむし歯の特徴」 >
銀歯の下のむし歯は、気付きにくいため注意が必要

銀歯の下にできる二次う蝕は、ご自身では気付きにくいことが特徴です。
銀歯にかくれて見つけにくいだけでなく、神経を取った歯では痛みを感じにくいこともあり、自覚症状がないまま進行する場合があるためです。
銀歯にかくれているので見つけにくい
銀歯の下にできたむし歯は、銀歯に覆われた内側で進行するため、鏡で見ても変化に気付きにくいことがあります。
歯科では、視診だけでなく必要に応じてレントゲン撮影なども行い、銀歯の内側や周囲に異常がないかを確認します。
神経を取った歯の場合、痛みを感じにくい
歯の治療で神経を取った歯は、痛みを感じにくくなっています。
そのため、銀歯の下でむし歯が再発しても、気付かないまま進行する場合があり、注意が必要です。
むし歯の再発を予防するポイント
毎日のケアと定期的な受診を続けることで、むし歯の再発リスクを減らすことが期待できます。
治療した歯をできるだけ長く使い続けるためにも、次のポイントを意識しましょう。
毎日のセルフケアを続ける

毎日の歯磨きで、お口の中の歯垢(プラーク)をしっかり取り除くことが、むし歯の再発予防に重要です。
歯垢とは、むし歯の原因となる細菌が集まったかたまりのことです。
特に「歯と歯のすき間」は歯ブラシだけでは汚れを落としきれないため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると効果的に歯垢を取り除けます。
フッ素を活用する

フッ素には、歯の表面を強くしたり、初期のむし歯の進行を抑えたりする働きがあります。
毎日の歯磨きではフッ素配合の歯磨き粉を使用し、必要に応じて歯科でフッ素を塗布することで、治療した歯だけでなく、お口全体のむし歯予防につながります。
定期検診で銀歯の状態を確認する

詰め物や被せ物は長く使用しているうちに、接着剤が劣化したり、わずかなすき間が生じたりすることがあります。
定期検診では、銀歯の状態や周囲にむし歯ができていないかなどを、丁寧に確認します。
自覚症状がない場合でも、定期的に歯科でチェックを受けることが、治療した歯を長く保つための大切なポイントです。
銀歯や詰め物・被せ物のお悩みは当院へご相談ください

銀歯の下のむし歯はご自身では気付きにくく、適切に治療した歯も時間の経過とともに生じることがあります。
当院では、定期検診やクリーニングを行い、詰め物や被せ物の状態を確認しています。
説明用システム「トリニティコア」を導入しており、お口の中の写真やレントゲン画像などをテレビモニターに映しながら、現在のお口の状態や治療内容を、わかりやすくご説明しています。
「銀歯の下がむし歯になっていないか気になる」「詰め物や被せ物の状態を確認したい」という方は、当院までご相談ください。
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